医療機器専門の転職エージェント:
ライプニツ・リサーチ
(人材紹介業許可番号:13-ユ-305182)

臨床工学技士から
医療機器サービスエンジニアへの
転職成功者/失敗者の声

医療機器サービスエンジニアへの
転職成功者の声

「もともと機械いじりが好きで、これこそ天職でした!」

(総合病院の臨床工学技士・25歳)

 「私は趣味でPCを自作するなど、もともと機械いじりが好きで、看護師である母の勧めもあり、臨床工学技士の道に進みました。学生時代も各種の医療機器について学び、とても充実した学生生活を送り、迷うことなく地元の病院へと就職しました。
 ところが、病院では医療機器の保守・管理業務を任されたものの、取り扱う医療機器が多岐にわたることもあり、できるのは点検と消耗品の交換、簡単な修理程度で、難しい修理はすべて医療機器メーカーに丸投げという状態になっていました。これではMEとしての専門性を高められない、このままでよいのか、とMEとしての自身のキャリア形成に疑問を抱くようになりました。
 そんな中で、臨床工学技士としての勤務3年目を迎えて、上司から透析装置のオーバーホールを任されたのですが、悪戦苦闘しつつも機械と向き合って、オーバーホールを成し遂げたのですが、その時の達成感が忘れられず、いまの医療機器商社にサービスエンジニアとして転職しました。
 医療機器商社のため、取扱製品も多く、学ばなければならないことも沢山ありますが、機械いじりが好きな私にはむしろ天国であり、医療機器サービスエンジニアこそまさに天職と思える、充実した日々を過ごしています!」

「看護師のサポートから脱却!今はのびのびと自由を満喫!」

(透析室の臨床工学技士・26歳)

 「私は新卒で前職の病院に入職し、透析室への配属となりました。臨床工学技士にとって透析業務は基本中の基本であり、何があっても3年間は透析業務をやり遂げようと考えて、社会人第一歩をスタートさせました。
 ところが、病院の透析室での日常業務は、主に患者様への穿刺、返血など、本来は看護師が行うはずの職務を任されることも多く、本来従事したかった医療機器の保守・管理などには終業後にしか携われない、というモヤモヤした気持ちを抱えながら、3年間ずっと勤務を継続してきました。
 そんな中で、尊敬していた先輩が医療機器メーカーに転職をして、サービスエンジニアとして生き生きとお仕事をされている姿をみて、現状からの脱却、自身の今後の成長を考えて、医療機器のサービスエンジニアへと転職しました。
 いま思えば、病院の透析室はやはり看護師が主導権を握っている世界で、臨床工学技士はそのサポートに回らざるを得ない職場環境だった気がします。今は勤務形態も直行直帰で自由! 自分が担当するお客様からも徐々に信頼され、のびのびと楽しく医療機器サービスエンジニアの職務に専念できています!」

「顧客目線のサービスエンジニアとして新人研修も任される!」

(手術室の臨床工学技士・32歳)

 「私は新卒で前職の病院に入職し、手術室への配属となりました。24時間365日緊急受け入れ態勢を確保するため、ME科のスタッフは交代で待機業務を行っていました。夜中の呼び出しはもちろんのこと、明け方までの緊急手術などもあり、とても緊迫した、緊張感のある職場環境でした。
 私は今後の職業人生を考えた場合、休日であっても、外出する距離が制限されるなど、前職の病院では長く安心して働くことは難しいと考えて、いまの医療機器メーカーへと転職しました。そして、入社2年目の現在は、サービスエンジニア部門に配属になった新入社員の研修担当に抜擢されました。これは私が、病院での臨床経験のある臨床工学技士だから、だと受け止めています。
 病院は命を預かる場所です。一分一秒を争う、緊迫した場面も少なくありません。新人研修では医療機器の技術面だけではなく、お客様である医療従事者が置かれた緊迫した状況や、厳しい職場環境などをわかりやすく伝えるよう努めています。医療機器の技術以前の問題として、お客様である医療従事者とどう向き合うべきか、どう向き合ってはいけないのか、そこをまずは徹底して教えるように心掛けています!」

「得意のクレーム対応で、顧客満足度ランキングで1位!」

(ローテーション勤務の臨床工学技士・28歳)

 「私は新卒で前職の病院に入職し、心臓カテーテル業務、OP室業務、透析業務、医療機器の保守・管理業務をローテーションで担当してきました。
 透析業務では、気難しい患者様もいらっしゃり、穿刺ミスをした看護師を怒鳴り散らすような場面も珍しくありませんが、私は大学で落語研究会に所属していたこともあり、持ち前の機転と明るさで、その場を和ませる役割を担ってきました。
 心臓カテーテル業務やOPE室業務では、医師との直接的な遣り取りも少なくありません。気難しい医師も少なくなく、そんな医師への対応にもかなり心を砕いてきましたが、やはり持ち前の機転と明るさで、数々の難局を乗り切ってきました。
 病院でのローテーション業務は広く浅く学べるものの、専門性が身に付かないということから、最も遣り甲斐を感じていた医療機器の保守・管理業務の経験を活かして、私は現職の医療機器メーカーにサービスエンジニアとして転職しました。
 サービスエンジニアが出動するのは、医療機器が故障したトラブル時で、お客様が怒り心頭となっている緊迫した状況であることも少なくありません。そんな時にいま役立っているのが、気難しい医師や患者様と対応してきた時の対応力であり、なんと昨年の顧客満足度ランキングで1位を獲得できました!」

医療機器サービスエンジニアへの
転職失敗者の声

「イチから教えます!とはいえ、職務自体に興味がなければ…」

(透析専門クリニックの臨床工学技士・24歳)

 「私は新卒で透析専門クリニックに入職し、日々透析業務にあたってきましたが、入社から2年が経過し、日常業務もルーチンワーク化しつつある時に、同窓会で事業会社(一般企業)に就職した友人と話をする機会がありました。
 そこで自身と友人との言葉遣いの違いなどを目の当たりにして、社会人として自分が社会から置いて行かれているのではないかという危機感を持つようになり、また、病院という閉鎖的で特殊な環境で仕事を続けていくことにも疑問を抱くようになり、病院以外への転職を考えるようになりました。
 そんな経緯から、インターネットで求人情報を探していくと、“業界トップクラスのシェア、年間休日125日以上”という有名な医療機器メーカーの求人をみつけ、“イチから教えます”や“研修体制が充実”などのキャッチにも魅力を感じて、ここなら自分でも働ける、ここならなんとかなりそうだと考えて、いまの医療機器メーカーへと転職しました。
 ただ、実際に医療機器メーカーで働き始めて、医療機器の研修から受けることになったのですが、今更ながら、医療機器そのものへの関心が学生時代よりもさらに薄れてきていることに気づくことになり、研修にも全く身が入らず、半年足らずの短期で離職することになりました。医療機器メーカーで何をしたかったのか、そこをあまりよく考えなかったのは全くの失敗でした…」

「医療機器メーカーの良いところばかりをみて、現実は…」

(大学病院の臨床工学技士・29歳)

 「私は新卒で大学病院に入職し、職場で出会った看護師とも出会い、交際5年を経て昨年結婚しました。仕事も私生活も順風満帆に思えたのですが、ひとつ気掛かりなのは、私自身の年収でした…。
 出来ればこれからマンションも購入して、子供を安心して育てられる環境にしてあげたいとは思うものの、前職の病院勤務では年収400万円程度で、昇給も年功序列の一律昇給で、月給ベースで毎年2000円~3000円程度の昇給しかありません。現職の先輩の給与を聞いても、やはり今とほとんど年収が変わらない事実を知り、もっと年収を上げたい、と転職を考えるに至りました。
 そんな折、平素お世話になっている医療機器メーカーの社員の技術力の高さ、ビジネス対応の素晴らしさなどにも憧れて、私もこのようにビジネスライクでスマートな職業に就いてみたいと考えて、現職の医療機器メーカーへと転職しました。
 ところが、実際に医療機器メーカーで勤務してみると、急な出張や突然の残業など、臨床ではなかった事態に驚くこともありました。また、入社半年後にたまたま自社製品に不具合情報が出てしまい、製品回収のために病院訪問すること(=お詫び行脚!)も重なったことから、嫌気がさして1年足らずで退職。いま思えば、医療機器メーカーのサービスエンジニアの立場を全く理解していなかったのかもしれません…」

「お客様の怒りに耳を傾けず、修理に専念してしまって…」

(総合病院の臨床工学技士・33歳)

 「私は新卒で総合病院に入職し、院内の医療機器の保守・管理業務をメインに担当し、MEとして充実した日々を過ごしていました。ところが、3年前に他の病院との経営統合が実施されたのを機に、異動してきた技士長が力のある方で、トップダウンが強く、技士長の一存で人事を含めた物事がすべて決まる職場環境へと変化しました。
 院内の医療機器の保守・管理業務の担当として、どちらかというと寡黙に、あまり人間関係に煩わされることなく職務に専念していた私は、あることを契機にして、技士長のパワハラのターゲットとなってしまい、毎日のように嫌がらせを受けて、そんな人間関係にはもう煩わされたくない、と退職することにしました。
 退職後は、もう二度と人間関係には煩わされたくない、純粋に機械とだけ向き合える職業に従事したいと考えて、医療機器サービスエンジニアへの転職を決意。私は医療機器とだけ向き合い、もう人間とは向き合わない、と心に決めて、前職の医療機器メーカーへと入社しました。
 医療機器メーカーでの勤務を開始した私は、医療機器の故障で怒り心頭の医師の前を素通りして、壊れた医療機器に一目散に向かい、医療機器の修理にのみ取り組んできましたが、その場で修理ができなかった不始末などもいくつか重なり、担当交代を言い渡される件数が徐々に増えてきたことから、居づらくなり退職を決意。
 いま思えば、担当交代を言い渡されたのは、その場で修理できなかった私の技術不足に由来するのではなく、怒り心頭の医師の前を素通りした私の態度に由来していたのではないか、その態度が何よりもお客様との距離を広げてしまったのではないか、と反省しています…」

「仕事を抱え込む習慣が抜けず、誰にも相談できぬまま…」

(透析室の臨床工学技士・28歳)

 「私は新卒で病院に入職し、透析室への配属となりました。病院内では医師の次に看護師が給与面で優遇されていて、逆に臨床工学技士はあまり優遇されておらず、権限やパワーバランス的にもいつも看護師が上で、臨床工学技士はその指示に従わざるを得ないという職場環境でした。
 加えて、コロナ禍以降の人手不足もあり、本来は看護師が行うはずの職務の一部を臨床工学技士がサポートしなければならないケースもあり、看護師から指示された仕事を断れず、抱え込んでしまい、最後はうつ病に近い状態となって、退職しました。
 退職後は、医師や看護師の下で働くのは不向きと考えて、純粋に機械とだけ向き合える職業に従事したいと考えて、医療機器サービスエンジニアへの転職を決意。私は臨床現場には戻らない、今後は心機一転して、医療機器メーカーで新たなキャリア形成をすると心に決めて、前職の医療機器メーカーにも入社しました。
 ところが、医療機器メーカーにサービスエンジニアとして転職したものの、わからないことを上司に相談しようとしたところ、上司はいつも忙しそうでなかなか相談できず、思うようなパフォーマンスを発揮できないまま、結果として自分の殻にこもってしまい、1年ほどで退職するに至りました。
 いま思えば、業種や立場を変えることが解決策にはなっておらず、私自身の仕事との向き合い方そのものを変えること、仕事を抱え込まずにパンクしそうな時やわからない時には、早めに周囲に相談することなどが大切であること、上司や先輩に甘えることも大切で、それも仕事の一環なのでは、といま気づくことができました…」

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