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医療機器営業職としての
適性はあるか?

医療機器営業職は
ハングリーな職業です

医療機器営業職には厳しい側面もあります!

 医療機器営業職になろうかどうかお迷いの方から、よくこんなご質問を頂くことがあります。「医療機器営業職に向いているかどうかわからない」「医療機器営業職としての適性があるかどうか判断してほしい」。これらのご質問にお答えするには、まずは医療機器営業職について、とても深く理解する必要があります。「医療機器営業職とは何か」というページでは、どのような職業であるかをその遣り甲斐や社会貢献度などからわかりやすく解説していますが、ここではさらに深堀りして、その厳しいハングリーな側面にも焦点を当てて、もっと詳しく見てみたいと思います。


医療機器営業職はノルマを伴う緊張感のある職業!

 医療機器メーカーは営利企業であり、そこに属する営業職には当然、ノルマ(売上目標)が割り当てられます。ノルマを達成すれば、高額なインセンティブや賞与が支給されます。逆に、ノルマを達成しないと解雇されるのでは、という誤解もあるようですが、目標達成度がかなり低かったとしても、勤務態度が劣悪な場合などを除けば、解雇にまで至ってしまうようなケースはまずありません。日本の労働法制がそのようにできており、外資系医療機器メーカーの日本法人で医療機器営業職として働く場合もその例外ではなく、余程のことがない限り、解雇されることはまずありません。ただ、もしノルマを下回れば低く評価されて、インセンティブや賞与が減額されて支給される仕組みとなっており、緊張感のあるハングリーな職業であることはやはり間違いありません。

断られることは当たり前で、ストレス耐性は不可欠!

 医療機器営業職はその他の業界の営業職と同様、顧客に対して営業活動を行います。顧客となる病院に電話しても、窓口で断られることは普通です。むしろ断られることのほうが圧倒的に多くなっています。病院で看護師などとして働いていた医療従事者の皆様が平素味わっているストレスとは全く異なるタイプのストレスを味わうことになります。断られる度に凹んでいては仕事になりません。無理難題を言われることも日常茶飯事です。注文する側の病院は医療機器メーカー側の事情などわかりませんので、「半値にして!」「明日納品して!」などという無理なお願いをしてくることもあるかもしれません。それにどう対応していくか…。医療機器営業職にストレス耐性は不可欠です。もうストレスからは解放されたいとお考えの方には不向きな職業といえます。

医療機器営業職は行動力で成果が左右されます!

 ノルマを達成するためには、行動力(フットワーク)が必要となります。顧客となる病院を100件訪問しても受注量が足りず売上目標に届かなければ、さらに200件、300件と訪問先を増やしていく必要があります。特に転職したばかりで、営業戦略的なノウハウがない新人の場合、自分独自の戦略で効率良くノルマを達成することなど困難で、やはり上司が指示してきた戦略に従って、どんどん数をこなしていくしかありません。売上げが自動的に舞い込んでくることなど期待してはいけません。待ちの姿勢ではダメです。ノルマに達しないのであれば、「同僚の2倍、訪問件数を増やす」など、行動力でそれを補っていくしかありません。そんな行動力があるかどうか…。医療機器営業職はその意味でもとても厳しいハングリーな職業といえます。

こんな方は医療機器営業職としての適性があるかも…

 そのような厳しい職業である医療機器営業職に向いているかどうか、適性があるかどうか…。「是非ノルマを達成して高年収をめざしたい」「ノルマを伴う緊張感のある職業で自分を試してみたい」とお考えの方は、医療機器営業職に向いているかもしれません。また、「病院という過酷な勤務環境で培ったストレス耐性は医療機器営業職でも活かせるかもしれない」「医師の指示をじっと待つ今の病院での仕事よりも、失敗を恐れず、もっと主体的に自分発信でどんどん行動してみたい」と考えた方も、医療機器営業職としての適性があるかもしれません。医療機器メーカーの採用担当者としても、医療従事者がもつ専門知識と臨床経験には魅力を感じており、それをもし医療機器営業職として活かせるのであれば、是非とも活かしてみたいと考える方も少なくありません。その意味では、医療機器営業職としての適性があるのではないかとお考えの方は、その適性があることさえうまく訴求できれば、医療機器メーカーへと転職できるチャンスは大いにあるといえます。

医療機器営業職への転身はハードルが高い!

 但し、医療従事者にとって医療機器営業職へ転身するためのハードルは決して低くはありません。当社での求人取扱が多いクリニカルスペシャリスト(営業サポート職)と比べても、転職難易度はむしろ高いかもしれません。といいますのも、クリニカルスペシャリストはまさに営業「サポート」職であり、自身にノルマを課せられることは稀で、ハングリーさをあまり求められない職業のため、医療機器メーカーの採用担当者は医療従事者にその適性があるかどうかをそれほど疑わず、比較的自然に受け入れやすい素地があります。他方、医療機器営業職はノルマがあり、ストレスを伴うハングリーな職業であり、医療機器メーカーの採用担当者としては、医療従事者にその厳しい職務をこなすだけの適性があるかどうか、やはり不安に思う方も実は少なくないという背景があるからです。そのような高いハードルを前にして、それでも医療機器営業職への転身を図るには、それ相応の準備と心構えが必要となってまいります。

医療機器営業職への転身では何を
訴求すべきか…

「コミュニケーション能力」は訴求ポイントとなるか?

 以下では、医療機器営業職が厳しいハングリーな職業であることを十分に理解し、そのうえで、医療機器営業職への転身を真剣に検討したいとお考えの皆様に対して、応募書類や面接で何を訴求すべきかということをお伝えします。医療従事者の中で医師とのコミュニケーション能力や他職種とのコミュニケーション能力などを職務経歴書の自己PR欄などに記載してくる方が少なからずいらっしゃいますが、医療機器営業職に転身する場合、それは的外れとなります。「コミュニケーション能力」は医療機器営業職に限らず、どのような職業にも求められる極めて汎用的なスキルであり、医療機器営業職への転身で訴求力を発揮することはほとんどありません。転職者(中途採用者)すべてに当たり前に期待されるスキルと言っては言い過ぎでしょうか?


「傾聴力」「提案力」は訴求ポイントとなるか?

 患者様の悩みに耳を傾けることができるので顧客ニーズがわかる、顧客ニーズを踏まえた提案もできる、ということを職務経歴書の自己PR欄などに記載してくる方もいらっしゃいます。「傾聴力(ニーズ探索)」「提案力」の訴求です。これらもコミュニケーション能力と同様で、転職者(中途採用者)すべてに当たり前に期待されるスキルであり、どのような職業にも当然のように求められるものではないでしょうか? これらを訴求してくる時点で、医療機器営業職の厳しさをわかっていないのではないかと思われてしまい、書類選考通過率はあまり高くないかもしれません。医療機器メーカーの採用担当者としては、ノルマがありストレスを伴う医療機器営業職の候補者として、是非お話を聞いてみたい、という思いにはまず至りません。もっともっと本質を突く必要があります。

まずは「目標達成能力」を訴求すべきです!

 では、その本質とは何か。まずは、ノルマを達成するための「目標達成能力」があることを訴求すべきです。医療機器営業職とは何よりも、ノルマ(売上目標)の達成を求められるハングリーな職業だからです。病院入職時に立てた“最速でのリーダー昇進”などの目標を達成した事例は、直近のことであり、最も効果的です。病院入職以降にもしそのような事例がない場合には、学生時代にまで遡っても構いません。例えば、学生時代の部活動で県大会出場という目標を達成したなどという事例を挙げつつ、ご自身が育んできたその目標達成能力を披歴してみてもよいのではないでしょうか? あるいは、学生時代にアパレル販売のアルバイトで、販売目標を達成した事例などでも構いません。TOIEC取得や受験勉強、あるいは趣味で究めたものがあれば、それを事例として挙げてもよいかもしれません。医療機器営業職としてノルマも達成してくれるかも、と医療機器メーカーの採用担当者の心を揺さぶるはずです。

医療従事者の「ストレス耐性」は最強の武器です!

 病院勤務で培った「ストレス耐性」は大きな武器となるはずです。例えば、看護師の場合で考えてみます。病院勤務では、不規則な勤務形態への身体的なストレスのほか、生死を争う場面での緊急対応、医師不在時の夜間急変対応など多くの精神的なストレスが伴うはずです。とても過酷な勤務環境と思いますが、そこで磨かれた最強の「ストレス耐性」は、医療機器営業職としても活かせるはずです! 営業活動では“断られること”は当たり前ですが、生死を争うストレスと比べれば、断られることへのストレスなど、ストレスとすらいえないのではないでしょうか? また、お客様から多少の無理難題を言われても、明るく笑顔で対応できるのも看護師の皆様の強みではないでしょうか? 病院勤務で培った「ストレス耐性」は医療機器営業職への転身で最も効果を発揮する実は最強の武器なのかもしれません。是非その「ストレス耐性」を訴求すべきです!

失敗を恐れない「行動力」もとても効果的です!

 「行動力」も医療機器営業職への転身をお考えであれば、是非訴求すべきポイントです。もともと穿刺が苦手だった看護師が、そこから逃げていてはいけないと心に決めて、“同僚の2倍穿刺をこなす”という目標を自身に課して、その通り行動し、穿刺の苦手意識から解放されたとすれば、それは医療機器営業職に必要とされる「行動力(フットワーク)」に繋がる部分であり、高い訴求力があるといえます。また、学生時代の事例でも構いません、ビラ配りのアルバイトをした時に、断られ続けた経験、それでもなんとかビラを配り終えた経験などを挙げるのも効果的です。断られるのは当たり前という「ストレス耐性」があることをアピールする効果もありそうです。これらはすべて、医療機器営業職というノルマがあり、ストレスを伴うハングリーなお仕事への適性があることを証する強い根拠(エビデンス)となるはずです。応募書類や面接でこれらを訴求すれば、必ず活路は開かれるはずですし、当社にはそのようにして医療機器営業職への転身をサポートしてきた幾多の実績がございます。

ご相談はご遠慮なくライプニツ・リサーチまで!

 以上の通り、「コミュニケーション能力」「傾聴力(ニーズ探索)」「提案力」などは、いずれも医療機器営業職に対する適性があることを訴求していることにほとんどなっていません。訴求すべきなのは、「目標達成能力」「ストレス耐性」「行動力(フットワーク)」などです。ただ、これだけが正解とは当社は全く考えておりません。医療機器営業職への転身でお悩みの方は是非、当社ライプニツ・リサーチまでご相談をお願いします。「こんな私では医療機器営業職へと転身できないの?」「こんな私だからこそ医療機器営業職が適職なのでは?」というご相談は大歓迎です。是非あなたらしい、あなただけの転職を実現させましょう! 医療機器営業職の新しい形を是非、ご一緒に築いてみませんか? ご相談は当社ライプニツ・リサーチまでご遠慮なくお願いいたします。

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