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(人材紹介業許可番号:13-ユ-305182)

医療従事者必見!転職活動でも
必須のビジネスマナー


ビジネスメールの常識/非常識

あなたのメールはマナー違反かも…

 病院での臨床経験のみの医療従事者の皆様が、医療機器メーカーへの転職活動を行う際、まずはメールの使い方にご注意が必要です。医療機器メーカーへの転職活動では、主に人材紹介会社を利用するケースが多いと思います。その遣り取りはメールで行うことがほとんどで、SNSで行うケースはまだ少数派かもしれません。他方、医療従事者の皆様がその日常業務でメールを使うことはほとんどないのが実情であり、人材紹介会社とのメールがビジネスメールとしてはマナー違反となってしまっているケースが実は少なくありません…。

宛先記載のないメールはマナー違反

 ビジネスメールには基本的なルールがあります。まずは冒頭で「宛先」を記載して、次に「本文」で挨拶のあと用件に入り、最後は「署名」で締めくくるという基本構成があります。LINEなどのSNSでは、送信する度に宛先を記載することはありませんが、その感覚でメールをしてはいけません。医療従事者の皆様の中には全く悪意なく、このSNSの感覚で、誰宛のメールなのか不明な「宛先記載のないメール」を送ってしまっている方が実は少なくありません。これはビジネスの世界では、通常マナー違反とされており、転職活動では損をしてしまうかもしれません。ビジネスメールの基本構成は下記の通りです。ご注意をお願いいたします。

ビジネスメールの基本構成

相手のメールには引用して返信します

 人材紹介会社の担当者は平素、数多くの求職者様、数多くの求人企業様とメールで遣り取りをしています。多忙な担当者の場合、1日に100件近いメールを処理する担当者もいらっしゃいます。そんな人材紹介会社の担当者からのメールにお返事(ご返信)をする場合には、同担当者からのメールを「引用」したうえで、ご返信をすることがマナーとなっています。なお、「引用」とは、同担当者からのメールを自身の返信メールの下部にそのまま残したうえで、返信することを意味します。それにより、同担当者からすれば、自身のどのメールに対するお返事なのかが即わかります。逆に引用がありませんと、自身のどんなメールに対するお返事なのか、即わからないこともあり、改めてメールの履歴で追っていく作業が追加されてしまうこともあります…。メールを送る相手側への配慮も必要かもしれません。

返信の際に相手のメールを引用するとは?
※同じ話題でメール遣り取りを継続する場合、
 以後も互いに相手のメールを引用し続けます。

「お疲れ様です」という挨拶もマナー違反

 メール本文で用件に入る前に、通常は挨拶文を入れます。「お世話様でございます」「いつもお世話になっています」などが最も無難です。医療従事者の皆様の中には「お疲れ様です」という挨拶文を入れる方も稀にいらっしゃいますが、これもマナー違反といえます。「お疲れ様です」は職場の同僚などに使う挨拶の言葉であり、人材紹介会社の担当者からすれば、違和感を覚えてしまうかもしれません。また、あまりに砕けた表現も、避けたほうが無難です。人材紹介会社は紹介先となる医療機器メーカーなどの企業様から、初期選考(適合性判断)を委託されている場合も少なくありません。「この方は非常識かも…」「推薦に値しないのでは…」とマイナスに判断されて、損をしてしまうかもしれません…。


面接日程調整にあたっての
常識/非常識

土日に面接してくれる企業はありません

 書類選考を通過して、いざ面接となった際は、面接日程の調整をしていくことになります。その際にもご注意が必要です。医療機器メーカーのほとんどは土日、祝日は休業日となります。皆様の中には平日日中は仕事という方も少なくないかもしれません。その場合、面接は出来れば土日、祝日にお願いしたい、という方もいらっしゃると思いますが、これは明らかに失礼にあたります。当該企業様から直接ヘッドハンティングされた場合や、企業側からのご配慮で、「土日でも構いません」と言って頂いた場合を除けば、こちらから土日、祝日を指定するのはマナー違反となります。自身の採用のために企業側に休日出勤をお願いすることそのものが非常識と思われてしまうかもしれません。

あまりに遅い時間帯の面接もマナー違反

 平日であっても、あまりに遅い時間帯の面接をお願いするのも、やはりマナー違反かもしれません。医療機器メーカーの場合、終業時刻は17時や18時頃であるのが一般的であり、このあたりのビジネスタイムの時間までに面接を終えられればベストといえます。ただ、現職中の場合などは、ビジネスタイムでのご対応が難しい場合もあり、その場合、17時半や18時の開始などでも致し方ないかもしれません。ここでも同じように採用側の企業側からのご配慮で、仮に「20時開始などでも構いません」といわれたとしても、出来るだけビジネスタイムの時間感覚で面接日程の調整をしていくのが基本となります。どんなに遅くても19時開始、というのがギリギリのリミットかもしれません…。人材紹介会社の担当者は面接を受ける当該企業様のことは熟知しているはずです。どうしても遅い時間帯の面談をお願いする場合には、まず人材紹介会社の担当者にご相談してみることをお薦めします。

面接日程候補は出来るだけ幅広く挙げる

 医療機器メーカー側から先に面接日程候補のご連絡を頂き、面接日程の調整をするケースもありますが、逆に、応募者となる皆様から面接日程候補を先に挙げるよう求められるケースもあります。後者の場合は面接日程候補をできるだけ幅広く、複数挙げるようにしましょう。医療機器メーカーの面接担当者もお忙しいので、ピンポイントで皆様のご都合をお知らせ頂いても、なかなか面接日程が決まらないことも少なくありません。また、面接日程候補を挙げる場合には、その提示の仕方にも配慮が必要です。相手が迷わないような提示の仕方を心掛けましょう。ちなみに、面接は1時間程度とは限りません。面接:2時間、適性検査:1時間、計3時間という長丁場の面接となる場合もあります。面接終了後に何かご予定がある場合には、面接所要時間も事前によくご確認されたうえで、終了希望時刻も明示して面接日程候補を挙げると、困った事態になることも回避できるはずです。

面接日程候補の良い提示の仕方
面接日程候補の悪い提示の仕方

すぐ面接日程候補を挙げられない場合は…

 応募者となる皆様から面接日程候補を先に挙げるよう求められても、現職のシフト勤務などの兼ね合いで、すぐには面接日程候補を挙げられない場合もあるかもしれません。人材紹介会社からのメールへのご返信に時間を要する場合には、日程候補を挙げられる日が来るまで放置せずに、こまめに返信をするように努めましょう。例えば「来週月曜日に来月の勤務シフトが発表されますので、それを見たうえで、来週火曜日までには面接日程候補を挙げさせて頂きます」など、即答ができない場合は、メール受信の意味も込めて、現状の状況、今後のプロセスなどをご一報すると良いと思います。全くご返信がない場合は、メールをご確認頂いているのか、そもそもメールが届いていないのか、人材紹介会社には全くわかりません。相手に配慮したメール対応も、ビジネスマナーとしてとても重要となります。

複数社への併願はマナー違反ではない

 病院から病院へと転職する場合、内定が出たら受諾することを前提に施設見学(面接)へ行くケースも少なくなく、複数の病院を併願することは難しいかもしれませんが、企業における中途採用においては、複数社へと併願していくことは一般的なことであり、決してマナー違反にはあたりません。当社は興味のある医療機器メーカーであれば、すべて応募するという併願をむしろ推奨しています。求人票の熟読やホームページによる企業研究だけではみえないことも多々あります。実際に面接を受けてみた結果、当初の志望順位が入れ替わってしまう場合も少なくありません。いろいろな企業様との面接をこなしていくプロセスの中で、ご自身の転職の軸がより明確になる発見もあるかもしれません。ご自身の新天地をどこにするか、併願したうえで、良い意味でトコトン悩むことも大切なことと当社は考えています。そのためにも、まずは信頼できる人材紹介会社の担当者と出会うことが大切です。併願各社の選考スピードがほぼ同じとなるよう、その担当者にうまく調整してもらい、最終面接も1日にまとめてもらうよう、日程調整をお願いしてしまうと良いかもしれません。同日の午前に1社、午後に1(~2)社、まとめて最終面接をしてもらい、同時に内定を頂けたら、あとはどの医療機器メーカーにするか決断するのみ! まさに理想的な転職活動といえるかもしれません。

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