医療機器専門の転職エージェント:
ライプニツ・リサーチ
(人材紹介業許可番号:13-ユ-305182)

クリニカルスペシャリストに
なるには?

具体的にどんな準備が必要なのか?

職業への内省:遣りたい仕事とは……

 クリニカルスペシャリストという職業にご興味をもたれて、当社のホームページに辿り着かれた方からよく頂くお問い合わせとして、「実際にクリニカルスペシャリストとして転職するには、何が必要なのか、具体的にどのような準備をすればよいのか知りたい」というお問い合わせを頂くことが多々ございます。答えはズバリ! まず何よりもクリニカルスペシャリストという職種への理解が必要となります。それは「クリニカルスペシャリストとは何か」というページでご案内していますので、是非ご確認をお願いします。そのうえで、2つ目に重要なことは、ご自身が遣りたい仕事は何かという職業への内省、(幼少期や学生時代も含めた)これまでの人生全体を振り返ったうえでの真剣な自己分析が必要ということです。当社では職種理解のあとに、必ずこれらを皆様に対してご案内しています。

消去法の転職ではご経歴に傷がつくかも

 といいますのも、実は当社にご登録を頂く方の中には、「病院以外で自分にもできる仕事に就きたい」と逃げるような気持ちで、消去法的にクリニカルスペシャリストへの転職を希望される方も少なからずいらっしゃいます。ただ、「消去法の転職」には、自らの主体性から生み出される、「なりたい自分」「遣りたい仕事」などがないので、クリニカルスペシャリストとして医療機器メーカーに転職できたとしても、そこに定着することはやはり難しく、結果としてまた転職を繰り返してしまうケースも多いようです。そんな背景もあり、クリニカルスペシャリストへの転職に踏み切られる前に、当社ではご登録に至る初期段階から皆様に、遣りたい仕事は何かという職業への内省、何に心がときめくのかという深く真剣な自己分析をお願いしています。

自己分析Q&Aが職業への内省をサポートします

 つまり「病院以外で自分にもできる仕事」ではなく「自分だからこそできる仕事」とは何か、ご自身が何に心を動かされるのか、働く本質とは何か、そもそも「なりたい自分」「遣りたい仕事」とはどのようなものなのか、医療機器メーカーへの転身でそれが本当に実現できるのかどうか…。それらの本質的な問いと向き合うための自己分析用のQ&Aを以下にご準備してみました。このQ&Aでじっくり自分自身と向き合ってみて、遣りたい仕事は何か、是非まずは熟慮をお願いできれば幸いです。

職業観・価値観が明確になれば大丈夫!

 ちなみに、熟慮されたうえで、ご自身の職業観や価値観が改めて明確となり、クリニカルスペシャリストへの転身を決意できたならば、クリニカルスペシャリストへの転職成功まで、あとはさほどの難しい工程はございません。確かに、応募用の履歴書・職務経歴書を準備する必要はありますが、職業観や価値観さえ明確化されれば、その視座から志望動機欄や自己PR欄などは比較的容易に書けてしまうものです。また、面接トレーニングなどの面接対策も必要かもしれませんが、そこは当社にて万全のバックアップを行いますので、どうぞご安心をお願いします。さあ、自己分析スタートです!!

自己分析Q&Aで「なりたい自分」を探す!

臨床で医療従事者として働く遣り甲斐は?

「新しい医療機器による最先端治療にワクワクする」

 クリニカルスペシャリストに向いているかもしれません。患者様へ直接関わり、患者様のQOL向上を実感できる医療従事者の職務にはもちろん遣り甲斐がありますが、医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして新しい医療機器を医療機関に対し啓蒙することに、より大きな遣り甲斐を感じる可能性大です。そのワクワク感を多くの医療従事者と共有できるといいですね!

「循環器領域の疾患について高い関心がある」

 もちろん医療従事者にも向いていますが、クリニカルスペシャリストにも向いています。学会、勉強会などに積極的に参加して、ご自身にとって関心の高い疾患領域に関して、新たな知識を得ることに遣り甲斐を感じるのであれば、その探求心は、医療機器メーカーでのクリニカルスペシャリストの職務でも大いに活かせます。クリニカルスペシャリストは知的職業なのです!

「やはり患者様の笑顔を見ることに喜びを感じる」

 臨床現場では患者様の死と向かい合わざるを得ない悲しい場面も多々ありますが、例えば美容医療クリニックではお肌の悩みが解消されるなど笑顔の場面も多く、その笑顔をもっと広めたいと考えて、美容医療レーザーのクリニカルスペシャリストに転身して成功した方もおられます。患者様のQOL向上は、クリニカルスペシャリストの業務を通しても間接的に実現できます!

院内勉強会で医療機器の操作説明をしてみたら…。

「とてもわかりやすいと評判がよかった」

 クリニカルスペシャリストが適職かもしれません。クリニカルスペシャリストは医療従事者に対して医療機器のデモや操作説明を行います。院内勉強会で実施してきたことを、医療機器メーカーの立場でさらに深く掘り下げて行うのがクリニカルスペシャリストの職務といえます。医療機器メーカーでプレゼン資料作成方法も学べば、クリエイティブな毎日になりそうですね!

「医療機器の操作を後輩に教える難しさを知った」

 どう教えたらよいか、最初は試行錯誤の連続だったかもしれませんが、失敗を繰り返しながらも徐々に、後輩からの反応がよくなったご経験があれば、むしろ他人よりもわかりやすく教えられるかもしれません。教えることが得意な人なら素通りしてしまう盲点から、独自の教え方を編み出すなど、クリニカルスペシャリストへの転身でその才能が開花するかもしれませんね!

医療機器メーカーの人とお話した時の印象は?

「医療機器にとても詳しくて、尊敬してしまった」

 医療従事者は患者様のQOL向上に直接携わることにより社会貢献していますが、医療機器メーカー職員はそれとは別次元で社会貢献していることがご理解されており、医療機器メーカーで遣り甲斐をもって働けるかもしれません。閉鎖的な世界に囚われず、物事を曇りなく正面から捉えられる視点をもつあなたならば、クリニカルスペシャリストとしても大成功しそうですね!

「医療従事者にはないビジネス対応を素敵に思った」

 その素敵という思いがさらに深まって、競争のある厳しいビジネス社会の中で、自分を磨いて、高い評価を得て、より高い年収を得てみたいという願望へと発展していけば、クリニカルスペシャリストはかなり適職といえます。クリニカルスペシャリストにとても向いています。医療機器メーカーにて昇進・昇格すれば、将来、年収1000万円以上も不可能ではありませんよ!

「ペコペコしてばかりで、あまり相手にしたくない」

 クリニカルスペシャリストは営業職とチームを組んで売上目標達成をめざすのが職責です。『なぜこの人たち(営業マン)のサポートをしなければならないの? 医療従事者の私のほうが立場は上なのに!』という思いを抱きかねないとすれば、それが態度にも表れてしまうかもしれません。クリニカルスペシャリストへの転身はご経歴に傷をつけてしまうことになりそうです…。

医師の指示通りに働きたいですか?

「医師の指示通りに動くのがやはり安心」

 職業観、働き方は人それぞれであり、善し悪しはありませんが、このタイプの方はクリニカルスペシャリストには不向きかもしれません。医師の指示と異なる医療行為をしてはいけないのは当然ですが、すべて医師の指示待ちで、余計な提案はしないほうがよい、むしろ指示されたことだけしていたいという受け身の方には、クリニカルスペシャリストは不向きな職業です。

「むしろ空気を読んで先取りして提案したい」

 医師からの指示待ちではなく、言われなくても先取りして提案できるスキルは、例えば手術室での器械出しなどの場面で大いに活かせます。ただ、このスキルはとても汎用性があり、臨床現場ばかりでなく、ビジネス現場でも大いに活かせます。医療従事者としても大成すると思いますが、クリニカルスペシャリストとしても大成すると思います。実に将来が楽しみですね!

「医師よりも勉強して、医師に教える立場になりたい」

 とてもクリニカルスペシャリストに向いています。最先端の医療機器について学びたいという貪欲さ、医師に負けないくらいの専門知識を持とうとする負けん気の強さは、医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして転身すれば、大きく開花するかもしれません。期待大です。臨床現場ですと「医師に負けない」という部分は、いつまでも叶わないかもしれません…。

臨床でのルーチンワークは好きですか?

「毎日同じことの繰り返しはむしろ楽でいい」

 クリニカルスペシャリストには医療機器や疾患領域に対する探求心が必要であり、常に最先端の知識を求める貪欲さが求められます。同じことの繰り返しを楽と感じ、それに満足できるタイプの方には、不向きな職業です。変化を楽しめること、変化の先にある新たな地平を追い求めること…。クリニカルスペシャリストとはそんなフロンティアマインドに溢れた職業なのです!

「新しいことにチャレンジしたい。成長したい」

 新しい医療機器がどのような疾患領域で使われて、その操作方法はどのようなものなのか、を意欲的に学んで、医師に負けないくらいの高い専門知識で、医療従事者向けに是非啓蒙してみたい、という方にはオススメの職業です。クリニカルスペシャリストに向いているかもしれません。ただ、「教えてもらう」という意識では失敗するかも…。何よりも自ら学ぶ姿勢が大切です!

残業時間の削減に向けて、業務改善しますか?

「業務改善や提案よりも、残業代を多く稼ぎたい」

 クリニカルスペシャリストには不向きかもしれません。医療機器メーカーは営利企業であり、商品やサービスを他社といつも競い合っています。もっと良い院内説明会の進め方はないか、もっと良い製品デモンストレーションの方法はないか、もっとわかりやすい操作説明マニュアルはできないかという改善意欲は、クリニカルスペシャリストに求められる大切な資質です。

「業務改善したら、それを給与に反映してほしい」

 医療機関では業務改善しても給与に反映されないことも多いようですが、医療機器メーカーにてクリニカルスペシャリストとして意欲的に就業し、医療機器の売上増や利益拡大にも貢献できれば、年1回の昇給や年1~2回の賞与、あるいは外資系であればインセンティブに反映されます。業務改善したら、給与に反映してほしいという方にクリニカルスペシャリストは適職です!

臨床現場で疑問点にぶつかったら、どうしてますか?

「医師や先輩に相談して、教えてもらいます」

 クリニカルスペシャリストに向いているかどうか、これだけではわかりません。新卒で入職したばかりの新人の場合は、もちろんこれでよいと思いますが、入職して3年以上経過しても、この習慣から抜け出せないとすれば、クリニカルスペシャリストには不向きかもしれません。また、臨床現場で医療従事者として勤務を継続するとしても、徐々に意識改革を求められるかも…。

「納得するまで、疑問点をトコトン調べます」

 クリニカルスペシャリストに向いているかもしれません。疑問を疑問のままに留めておけない、どこまでも誠実なあなたは、忙しい臨床現場では煙たがられる存在かもしれませんが、クリニカルスペシャリストへと転身すれば、大成功するかもしれません。お客様となる医療従事者の疑問に、トコトン向き合ってみましょう。それがお客様からの信頼を勝ち得る一番の近道です!

「疑問点はすぐ調べて、職場で共有します」

 疑問点をご自身で調べて職場で共有しようとするきめ細かさは、臨床現場ではリーダーとしての資質であり、とても重宝がられますが、クリニカルスペシャリストの職務でも大いに活かせます。クリニカルスペシャリストの職務の中には、医療従事者からのお問い合わせ対応、臨床データの提出なども含まれており、きめ細かさはクリニカルスペシャリストにとって必須要件です。

学生時代に部活動などに熱心に取り組みましたか?

「高校時代に部活動で全国大会出場を果たした」

 地方大会出場などでも構いません、毎日苦しい練習を重ねてスポーツなどで入賞した経験は、貴重な成功体験であり、営業職とチームを組んで売上目標達成をめざすクリニカルスペシャリストの職務でこそ、存分に活かせます。クリニカルスペシャリストが適職です。逆に臨床現場は、患者様のQOL向上が最優先であり、非営利のため、数値目標は馴染まないかもしれません…。

「野球部のマネジャーとしてサポート役に徹した」

 クリニカルスペシャリストにも向いているかもしれません。クリニカルスペシャリストは営業職の営業活動をサポートします。野球部のマネジャーとしての縁の下の力持ち的な経験は、売上目標達成で苦闘する営業職を臨床知識で支えるクリニカルスペシャリストの職務でも大いに活かせます。臨床知識面ではむしろあなたが主役で、営業職をリードしていく場面も多々あります!

「ダンスサークルで協賛金を集めた経験がある」

 協賛金が集まりませんと、大学の学園祭でのダンスサークルの発表すら行えず、これまで積み重ねてきた練習がすべて無駄になってしまうかもしれません。お金(売上げ)の大切さがわかることは、企業人として大切な要素です。医療従事者の多くは、お金(治療費など)のことはあまり考えず、職務に専念してきており、この意識転換ができない方は少なくありません…。

学生時代に学んだことは何ですか?

「ハンバーガーショップのアルバイトで接遇を学んだ」

 接遇スキルは臨床での患者様対応でも大いに活かせますが、クリニカルスペシャリストという職業でも大いに活かせます。クリニカルスペシャリストは医療従事者からのお問い合わせやご相談に真剣に耳を傾けて、それに丁寧に応えていく職業だからです。クリニカルスペシャリストがうまく接遇できれば、顧客満足度も高まり、それが受注へと結びつくことも多々あります!

「大学時代に一人暮らしを経験し、主体性に目覚めた」

 病院勤務ですと、医師からの指示待ちという部分が拭えず、そこに違和感があるまま勤務してきたという方には、クリニカルスペシャリストへの転職は悩みに対するソリューションになるかもしれません。ただ、クリニカルスペシャリストへの転職はゴールではありません。主体性を発揮するためのスタートラインに着いただけであり、本番はその先にあることをお忘れなく!

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