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ライプニツ・リサーチ
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職種解説の決定版!
医療機器サービスエンジニアとは
何か

医療機器サービスエンジニアの
職務内容

サービスエンジニアの遣り甲斐とは

 医療機器サービスエンジニアのお仕事は、人工呼吸器・麻酔器・CT・MRIなどの装置系医療機器の保守・点検・修理が主な内容となります。出張が多く、地方に出向くこともあり、手術室で使う医療機器を扱うメーカーのサービスエンジニアなどですと、緊急対応しなければならない場合もあり、とても大変なお仕事といえると思います。ただ、それが患者様のQOL向上に結びつくという使命感があるため、それがサービスエンジニアの遣り甲斐となっている方も少なくないかもしれません。


医療機器営業職が修理することも…

 企業によっては、医療機器営業職がサービスエンジニアを兼務する場合もあるようです。簡単な修理であれば、医療機器営業職がその場で直してしまうというものです。もちろん、複雑な修理は社内の専門部署に修理を依頼します。この場合、営業担当とサービス担当が一致するため、顧客となる医療機関からすれば、いわばワンストップで済みますので、とても重宝がられるというメリットもあるようです。ただ、マジョリティとしては、医療機器営業職とサービスエンジニアはあくまで別部門としてわかれるようです。

保守契約の締結や消耗品の販売も担当

 医療機器サービスエンジニアそのものは、営業も兼務することが少なくないようです。ただ、その場合は、営業とはいっても、保守契約の締結、消耗品の販売などに職務は限定されるようです。医療機器営業職が平素行っているような新製品の啓蒙活動などまで職務に含まれることは通常ありません。とはいえ、やはり同じ会社で、同じ営利企業に属するわけですから、修理先の医療機関で医療機器のニーズを発見した場合などは、営業部門に報告し、会社としての売上増に結び付けていくマインドはやはり大切です。

医療機器サービスエンジニアの
求人傾向

コロナ禍以降の新たな採用トレンド

 医療機器メーカーがサービスエンジニアを採用しようとする場合、これまでは、FAXやコピー機など異業界でのサービスエンジニア経験者を採用して、入社後に医療機器業界のことや自社製品の修理方法を教えて、医療機器サービスエンジニアとして戦力化しようという採用トレンドがありました。コロナ禍を経て、現在は臨床工学技士の専門性に着目した新たな採用トレンドが話題になっています。臨床工学技士は有資格者として医療に関する豊富な専門知識と臨床経験を有しています。この専門知識と臨床経験を活かし、入社後にメーカーエンジニアとしての立ち居振る舞いや自社製品の修理方法などを教えて、医療機器サービスエンジニアとして徐々に戦力化しようという考え方です。


MEとしての専門性を高めるチャンス

 これは臨床工学技士にとっては医療機器メーカーへと転身する大きなチャンスかもしれません。コロナ禍で疲弊してしまった臨床工学技士が一般の転職マーケットに現れるようになり、臨床工学技士の専門性を是非活かしたいと考える医療機器メーカーが徐々に増え始めています。当社には「臨床工学技士歓迎!MEとしての専門知識を医療機器サービスエンジニアで活かしませんか?」「臨床工学技士歓迎!イチから育てるつもりで採用します」という類の医療機器サービスエンジニアの求人が数多く寄せられています。ME(Medical Engineer)としての専門性をさらに高めたい、という上昇志向の臨床工学技士の方には、医療機器サービスエンジニアは是非お薦めしたい選択肢のひとつとなっています。

普通自動車免許は必須要件です

 医療機器メーカーがサービスエンジニアを募集する場合、通常は「普通自動車免許(必須)」となっています。医療機関は郊外にあるケースも少なくなく、移動手段としては自動車が用いられることがほとんどだからです。普通自動車免許を所持していても、自動車の運転が苦手な方やペーパードライバ―の方には、医療機器サービスエンジニアは不適な職業といえます。自動車の運転は苦手だが、どうしても医療機器サービスエンジニアになりたいという場合は、自動車教習所などで改めて自動車運転の技術を磨き直す必要があります。また、「出張可」も必須要件です。出張対応が苦手という方には、社内修理エンジニアという選択肢をご提案させていただくこともできます。ご相談は当社ライプニツ・リサーチまでお気軽にお願いいたします。

医療機器サービスエンジニアの
転職対策

職域拡大でキャリアアップを図る

 医療機器サービスエンジニア経験者の転職対策としては、何よりも、職域拡大が挙げられると思います。たとえば、①サービスエンジニアのお仕事をしながらも、担当業務外であったとしても、常に営業的な目線を忘れず、自社製品の売上増につなげる、②医療機器メンテナンスの職務を通じて、社内で製品改良に向けた提言などを行っていき、意欲的に開発にも関与していく、などなど。やり方はいろいろあると思いますが、いざ転職となった時に困らないだけの武装は必要となります。


マネジャーとしてのキャリア形成

 もちろん、マネジメントスキルを高めるという方法もあります。若手の指導、サービス体制の再構築、サービスマニュアルの改訂などの機会があれば、是非意欲的に参画しましょう。まずはリーダーとして、次はサービス部長としてのポジションを貪欲に狙っていく心構えも大切です。サービス部長ともなれば、800万円以上、外資であれば1000万円以上の高年収も視野に入ってきます。日々の修理・メンテナンスに埋没せず、中長期目線で、ご自身のキャリア開発に取り組むことがとても大切となります。

医療機器修理業責任技術者の資格取得

 医療機器メーカーによっては、上位職種として「テクニカルサポート職」を置いている企業様もあります。顧客からの技術的な問合せに電話やメールで対応するほか、自社サービスエンジニアやサービス委託業者への修理対応依頼、彼らへの技術指導などがその職務となります。さらに、医療機器修理業を営む事業所には「医療機器修理業責任技術者」を配置することが法令で定められており、当該資格を取得することにより、法令遵守の面でも事業運営に貢献するという、より市場価値の高いストロングな道も開かれています。

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