医療機器メーカー専門の転職エージェント ライプニツ・リサーチ
(人材紹介業許可番号:13-ユ-305182)

医療機器営業職の志望動機ってどう語る?

空疎な美辞麗句で志望動機を語っても無意味!

医療機器営業職の面接では、志望動機をどう語るかはとても重要です。「医療機器業界は社会貢献度が高く、そこに魅力を感じて…」という内容の志望動機をよくお聞きしますが、医療機器業界未経験者が使うトークとしては、十分これだけで成り立つケースもありますが、出来ればもう少し深堀りしたほうがよいかもしれません。

世の中で売られている商品やサービスは、なんらかの意味で社会貢献しているからこそ、その対価としてお金を得られているのだとすれば、医療機器業界だけが際立って社会貢献度が高いわけではない、といえるかもしれません。医療機器営業職として病気や怪我で苦しんでいる患者様の一助となることは、もちろん社会貢献といえると思いますが、日々私たちが口にしている食料品、それを生産する農家、販売しているスーパーも同じく、社会貢献度が高いといえるのではないでしょうか?そのように考えていきますと、私たちが日々お世話になっている電気、水道、交通などの社会インフラなども同じく社会貢献度が高いといえそうで、「医療機器業界は社会貢献度が高く、そこに魅力を感じて…」という志望動機が、だんだん空疎にすら聞こえてきてしまいます。

医療機器営業職(未経験者)の志望動機は熱く心の底を語る!

面接は杓子定規でステレオタイプな美辞麗句でクリアできるものではありません。もっと個別的で、もっと熱く、もっと赤裸々なものです。例えば、「妹が病気で苦しんでいた際に、病院にとてもお世話になり、自分もその領域で恩返しがしたいと考えて、医療の世界に飛び込んできた」というような熱いものが必要な気がします。そんな熱い思いがあれば、多少の困難は乗り越えて、職場に定着してくれるはずと面接官は思うものです。そんな特殊な体験がなくても構いません。貴方が生きてきた人生を振り返ってみて、何に心が震えるのか、何に心が揺さぶられるのか、それをベースにしてご自分なりの志望動機を語ってみるとよいと思います。志望動機にいわゆる「正解」はありません。貴方の心の底から出てくる「それ」を、医療機器業界で働く遣り甲斐として語ればよいのではないでしょうか?

「医療機器業界は安定していて、さらに将来性も感じて…」という内容の志望動機もよくお聞きしますが、同じく空疎な印象が拭えません。正しく計算された、安定志向の、堅実な未来予想図かもしれませんが、そこには「安泰・安全な職業人生」という、ある意味では自分中心的で利己的なイメージしか浮かばず、医療機器業界でなければならないポジティブな部分が見当たりません。がむしゃらに働いてくれそうな印象を与えませんので、面接官も触手が伸びず、面接は不調に終わるはずです。職業人生を設計する際には、計算された部分も当然必要ではありますが、面接ではやはり心の底から出てくる、もっと熱く、もっと赤裸々なものを志望動機として語るようにしましょう。そんな熱い思いのある方にだけ、採用側は内定を出すものです。どんな美辞麗句を並べても、採用には至らないと肝に銘じましょう。

医療機器営業職(経験者)の志望動機はプロらしく語る!

貴方が医療機器営業職の経験者であれば、応募先企業の取扱製品・使用領域などまで丹念に調べ上げ、経験者らしいプロの志望動機を練り上げてから面接に臨むことは必須となります。貴方のこれまでの営業経験の中でどの部分が転職先で活かせるのか、使用領域の知識なのか、KOLドクターとのパイプなのか、医療機器ディーラーとのコネクションなのか…。応募先企業がどのような人材を求めているのかは、当該企業と太いパイプのある人材紹介会社のコンサルタントであれば、詳しく教えてくれるはずなので、それをよくお聞きしたうえで、それを踏まえた志望動機を準備しておくことはとても大切なこととなります。

医療機器営業職の未経験者ばかりでなく、経験者の中にも、「御社は大手で製品力も優れており…」という内容の志望動機を語る方が多々いらっしゃいますが、大手で製品力に優れていれば、優秀な営業マンがいなくても、注文は舞い込んでくるはずです。とすれば、これを志望動機として過度に打ち出してしまうと、「御社で楽がしたい」と言っていることになってしまいます。企業が求めているのは、市場シェア3位の製品を1位にしてくれるバイタリティ溢れた人材です。また、そもそも面接とは、自分自身の魅力をお伝えする場であることも忘れてはなりません。「年収が高いから」「条件が良いから」という志望動機があり得ないのもそのためです。

転職動機と志望動機は背中合わせが理想

最後に、転職動機と志望動機は、背中合わせであることが望ましいといわれています。例えば、日系の医療機器メーカーでお勤めの営業職などの場合、成果を出しても賃金にあまり反映されず、もどかしい思いをしていらっしゃる方もおられるかもしれません。外資系医療機器メーカーへの転職を志し、面接で「御社のような外資で自分の力を試してみたくて…」と志望動機を語ったとすれば、なんとも頼もしく、面接官にはとても魅力的に聞こえるはずです。まさに、転職動機(成果を出しても賃金にあまり反映されない)と志望動機(成果が出たら賃金に反映される外資で自分を試してみたい)が背中合わせとなっている理想型といえます。この場合、転職は「逃げ」ではなく、悩みに対する「ソリューション」であり、人材がさらに光り輝くための「正しい労働移動」となるはずです。

労働移動には、「正しい労働移動」と「正しくない労働移動」があると当社は考えています。他人の芝生はよく見える的な転職、チルチルミチルのような転職は、正しくない労働移動であると当社は考えます。正しくないので、労働移動後そこに定着できず、また新たな労働移動を繰り返してしまい、その結果、人間としての成長に支障を来してしまう場合すらあります。そもそも、どの職場でも大なり小なり、いろいろな問題があります。それを改善できるバイタリティ溢れた人材こそが、いまの時代、求められていることをまずは忘れないようにしましょう。

また、面接官が何を判断基準にして、採否を決定しているか、ご存じですか?「即戦力として活躍できるだけの十分な経験・知識があるかどうか」はもちろん大切な判断基準だと思います。ただ、それだけではありません。「当社の厳しい営業部長のもとで、この候補者は耐えられるかどうか…」「難しい顧客も多い当社の営業環境で、この候補者は多少困難なことがあっても乗り切ってくれるかどうか…」。面接官はそんなことを考えながら面接に臨んでいます。その時に、候補者が「正しい労働移動」をしようとしている方であれば、「この方なら大丈夫だろう」「多少の困難は乗り越えて、職場に定着してくれるだろう」と安心して内定を出すものですし、逆に、他人の芝生はよく見える的な転職をしようとしている方には、とても怖くて、内定は出せないものなのです。

ページトップへ