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クリニカルスペシャリストって消去法で選ぶの?

臨床での勤務に悩みをもつ医療従事者は増えています

学校で看護師や放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士などの資格を取得したうえで、これから就職活動を始めようとする学生の皆様から、よくこんなご相談を頂くことがあります。「臨床工学技士を志して、大学に進学したものの、実習などを経験していくうちに、病院内での医療機器管理を担う臨床工学技士の仕事よりも、医療機器そのものに関心が湧き、医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして最先端の医療機器を世の中に広めるお手伝いがしたいという気持ちが強くなった。病院への就職はもう考えず、新卒で医療機器メーカーのクリニカルスペシャリストとして勤務できる可能性があるか知りたい」。あるいは、「病院勤務は安定しているものの、病院という狭い世界で放射線技師として長く仕事を続けて行くべきなのか。自分の視野が狭くなるのでは。給与は上がっていくのか。仕事をひと通り覚えてしまうと、ルーチンワークになってしまうのではないか。自分のキャリアパスはどのようになっていくのか。先輩たちは皆当たり前のように病院の放射線技師として就職しているが、それで良いものなのかどうか…。今後の自分の進むべき道について、アドバイスを頂きたい」など。

また、学卒後、病院へ入職して間もない医療従事者の方からも、転職相談を受けることが増えています。「病気で苦しむ患者様を救いたいという高い志をもって、ICUの看護師となり、人命を救うという職責に確かに遣り甲斐は感じるものの、休みが少なく、過酷な長時間労働や夜勤が続く現状を鑑みると、生涯を全うする仕事として続けていくことは、肉体的にも精神的にも難しいのではないかと考え始めており、早期に転職を検討したい」。あるいは、「生化学検査の臨床検査技師として勤務を開始したが、仕事があまりにもルーチンワークで、配属先の部門全体にも“言われたことだけやればよい”という文化(風土)が根付いてしまっており、果たして、長く続けても自分が成長できるのか、とても不安に思う。早い段階で見切りをつけて、辞めてしまおうかと真剣に悩んでいる」など。

まずは病院での臨床経験を3年以上は積みましょう!

まず、学生の皆様にお伝えしたいのは、クリニカルスペシャリストの雇用マーケットにおいては、少なくとも3年以上の病院での臨床経験を求める求人が多く、新卒者をクリニカルスペシャリストとして配置するのは一部の日系大手医療機器メーカーだけであり、極めて狭き門となっているのが実情ということです。クリニカルスペシャリストを目指すのであれば、少なくとも3年以上は病院勤務を経験され、臨床経験を積んでおくのが王道かもしれません。病院でのいろいろな臨床経験は、医療機器メーカーに転職した際にもクリニカルスペシャリストとしての業務に必ず活かされます。

また、病院に入職して間もない医療従事者の方であれば、日々のルーチンワークに閉塞感を感じるようなことがあったとしても、安易に転職という道に逃げ込むのではなく、やはり少なくとも3年間はじっくりとその壁と向き合い、現職の中に自分なりの課題を見い出してその解決に動いてみることなどをお薦めしたいと思います。「石の上にも3年」という諺がありますが、どんな職場でも遣るべきこと、遣れることは沢山あるはずであり、「思うようにならない、こんな時期もあるものさ!」という大局観とともに、そんな課題と日々悪戦苦闘してみることは先々、きっと役立つ時が来るはずです。あるいは、過酷な長時間労働や夜勤にお悩みであれば、職場の仲間もまた同じ悩みを抱えているはずであり、仲間と一緒にまずは労働環境の改善に向けて、知恵を絞ってみてはいかがでしょうか? 仕方ないと諦めなければ、まだまだ遣れることはあるかもしれず、そんな悪戦苦闘の日々が、あなたの人間としての価値を高めてくれるかもしれません。

消去法ではなく、ご自身の強みを具現化する転身を!

ただ、長時間労働や夜勤で心身ともに疲弊しきってしまいますと、早期に見切りをつけたいと、やはり1~2年で転職をお考えになる方がいらっしゃるのも事実であり、そのような方の中には、「病院以外で自分にもできる仕事に就きたい」と逃げるような気持ちで、転職活動を開始される方も少なくないようです。病院以外で医療従事者に門戸を開いている職業としては、臨床開発モニター(CRA)、治験コーディネーター(CRC)、企業看護師、クリニカルスペシャリストなどがありますが、それらを天秤にかけながら、消去法的にクリニカルスペシャリストに辿り着く方もいらっしゃいます。ただ、「消去法の転職」には、自らの主体性から生み出される、「なりたい自分」「仕事への憧れ」「遣りたい仕事」「仕事のワクワク感」などがないので、クリニカルスペシャリストとして医療機器メーカーに転職できたとしても、そこに定着することはやはり難しく、結果としてまた転職を繰り返してしまうケースも多いようです。

当社はむしろ「病院以外で自分にもできる仕事」ではなく、「自分だからこそできる仕事」という観点で転職をお考えになることを、皆様に強くお薦めしています。当社の転職支援の実績データでみれば、クリニカルスペシャリストの場合、25歳~40歳位の方の転職成功例が圧倒的に多いというデータがあります。もちろん年齢がすべてではありませんが、医療従事者としての臨床経験を3年以上積み上げていきますと、年齢を重ねる毎に、ご自身の強み、適性、得意分野などが徐々に明確になってくるようです。それがもし「探求心」「主体性」「チームでの目標達成感」などであるとすれば、その方にはクリニカルスペシャリストとしての適性があるかもしれません。「探求心」や「主体性」などがご自身の強みであり、それをクリニカルスペシャリストへの転身として具現化できたとすれば、それはとても良い転職であり、そのような転職をされた方は、転職先の医療機器メーカーで入社後もご活躍を頂いているケースが多いように思います。

働く本質とは何か。ご自身が何に心を動かされ、感動できる仕事って何なのか。人生の大半の時間を費やすご自身の職業と、あなたはどう向き合っていますか? 良い条件(給与)、良い環境(休日、残業など)も確かに大切ではありますが、それだけを求めて本当に良い転職ができるのかどうか。「仕事」「職業人生」について、いま一度立ち止まり、いま一歩踏み込んでご自身と向き合って、考えることはとても大切な気がします。ご相談はご遠慮なく、当社ライプニツ・リサーチまでお願いします。当社は皆様とともに働く意味を追求し、中長期的な意味で皆様の職業人生をサポートしてまいりたいと考えています。

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